2026年の生成AI市場は、静止画生成の段階を超え、一貫性と高品質なスタイルを両立した動画生成へと大きく進化しています。
そんな中、2026年3月にOpenAI社の動画生成AIの「Sora」のサービス終了が突如発表され、業界に大きな衝撃を与えました。
超大型ツールが撤退した今、動画生成AIの中心的なサービスとして改めて注目を集めているのが「DomoAI(ドモエーアイ)」ではないでしょうか。
はじめまして、Ny@Tech(にゃテック)と申します。
私はこれまでWEBマーケティングの分野で活動してきましたが、2024年より生成AIの圧倒的なポテンシャルに惹かれ、現在は様々な動画生成AIツールの検証・研究を日々おこなっています。
DomoAIが他の競合ツールと一線を画しているのは、日本のアニメスタイルをはじめとする「スタイル変換」や初心者にも優しいユーザーインターフェースではないでしょうか。
DomoAIは特別なスキルがなくても手軽にアニメーションを制作できる機能が充実しており、その進化は2026年に入ってからもさらに加速しています。
本記事では、DomoAIの概要や料金プラン、基本機能をおさらいしつつ、2026年2月に追加されたばかりの最新機能も交えて、その魅力と活用方法について解説していきたいと思います。
DomoAI(ドモエーアイ)は、シンガポールに拠点を置く「DomoAI PTE. LTD.」が運営する、高性能な動画・画像生成AIプラットフォームです。
アニメ、実写、イラストなど多様なスタイルに対応しており、静止画を動画に変換したり、テキストから高品質な動画を生成したりできるツールとして、SNSやコンテンツ制作の現場で注目されています。
DomoAIは、世界最大規模のコミュニティを誇る巨大なDiscordサーバーを基盤として成長してきました。

※DomoAIの公式Discordサーバーへの参加はこちら
Discord版では、チャット形式でコマンド(/model や /promptなど)を入力して生成をおこないます。
また、世界中のクリエイターやDomoAIの中の人からの情報を得られるメリットがあり、他の人の作品を参考にしながら、インスピレーションを得て生成を繰り返すのに適しています。
一方、より本格的な動画制作を、画面上の簡単な操作でおこなえるようにしたのが「ブラウザ版」です。
過去の生成物を管理するライブラリ(アセット)や秒単位での尺調整、リップシンクなどの高度な処理を視覚的に操作できるのが特徴です。
また、生成モデル(V2.4(高速)や、V2.4.1(高精度)など)の切り替えも画面上で簡単におこなえます。
これにより、Discord独特の操作感に苦手意識を持っていた人でも、手軽かつ本格的に動画生成AIを扱える環境が整いました。
DomoAIの料金モデルは、ユーザーの習熟度と生成頻度に応じた3つの主要プランで構成されています。
なお、2026年3月現在、月払いも可能ですが、年額払いを適用することで30%の割引を受けることができます(※割引きなどのキャンペーンは変更される可能性あり)。
以下の表は、各プランのスペックと、それぞれのプランがどのようなユーザー層に適しているかをまとめたものです。
| 項目 | Basic(ベーシック) | Standard(スタンダード) | Pro(プロ) |
|---|---|---|---|
| 月額料金(月払い時) | $9.99 | $27.99 | $69.99 |
| 月額料金(年払い換算) | $6.99 | $19.59 | $48.99 |
| 毎月の付与クレジット | 500クレジット | 1,500クレジット | 4,000クレジット |
| Relaxモード(無制限生成) | 非対応 | 対応 | 対応 |
| 同時生成数(Fastレーン) | 3枠 | 3枠 | 6枠 |
| 長尺動画の生成(30秒・60秒) | 非対応 | 非対応 | 対応 |
| こんな人におすすめ | お試し・趣味で楽しむライトユーザー | 本格的に活用する個人クリエイター・SNS運営者 | 高頻度で制作をおこなうプロ・業務利用ユーザー |
DomoAIの大きな特徴のひとつが、Standard以上のプランで利用できる「Relaxモード」です。
このモードでは、生成速度はやや遅くなるものの、毎月のクレジットを消費せずに動画を生成することができます。
AIアバター(アバターの音声読み上げ)など、一部の機能は対象外ですが、基本機能であればクレジットを気にせず、画像や動画の生成を何度でも試せるのが魅力です。
AI動画生成では、理想の出力にたどり着くまで何度も試行錯誤を重ねる場面が少なくありません。
Relaxモードは、そうした“ガチャ”のコストを大きく抑えられるため、予算を気にせず納得のいくまで品質を追求できる点が、競合ツールとの差別化につながっています。
「クイックアプリ」は、特定の制作タスクに特化したショートカット機能群になります。
2026年2月のアップデートでは、このラインナップが強化され、目的に合わせた制作作業がよりスムーズにおこなえるようになりました。
クイックアプリは、大きく分けて以下の3つのカテゴリをカバーしています。

これらのアプリは単体で使えるだけでなく、組み合わせて使うことも可能です。
たとえば、『写真修復』で綺麗にした古い画像を『AIで顔入れ替え』に使い、それを『音声読み上げ』で喋らせるといった連続的なワークフローも、DomoAIという一つのプラットフォーム内で完結させることができます。
2026年2月のアップデートで、新たに以下の4つの機能が追加されました。
「アニメカードメーカー」は、任意のキャラクター画像をトレーディングカードやトランプ風などのデザインに変換してくれます。
「AIで顔入れ替え」は、2枚の写真をアップロードするだけで、自然な顔の入れ替えをおこなえます。
「AI画像拡張」は、元の画像の外側に新しい領域を描き足して構図を広げることができます。
「写真修復」は、色あせたり傷ついた古い写真をアップロードして、ノイズ除去やコントラスト補正、カラー化などを実行してくれます。
これら4つの機能は、今まで生成AIを使ったことがない人でも直感的に楽しめる、非常に魅力的なアップデートだと言えます。
アニメカードメーカー(Anime Card Maker)は、任意のキャラクター画像を元に、トレーディングカード風のビジュアルを自動生成するクイックアプリの1つになります。
複数のカードスタイルのテンプレートが用意されており、デザインスキルがなくても、目を引くようなカードアートを作成することができます。
この機能の使い方は、驚くほど簡単です。

プロンプトを空欄のままにしても、AIが元の画像を解析して自動でカード化してくれますが、テキストで具体的に指示を出せば、カード名やキャラクターの属性などをより細かく設定することができます。
今回は、下記のようにプロンプトを入力して生成してみました。
```
キャラクター名:ヤクモ
属性:犬
説明:飼い主の帰宅を0.5秒で察知し、超高速のしっぽ振りを発動する。「おすわり」は高確率で成功するが、「待て」はおやつがないと不安定。
俊敏性/2500 おねだり力/5000
```
そして、出来上がった画像が下記となります。

また、作成したアニメカードは、DomoAI上で修正指示を出して再生成することも可能なので、繰り返し調整を重ねることで、自分が納得できる世界に一つだけのカードを作成できます。
なお、カード全体のデザインを決めるスタイルテンプレートは、現在4種類用意されており、好みの世界観に合わせて選択できます。

アニメカードメーカーでは、前項で紹介したテンプレートの他にも、自分で作成したオリジナルのスタイル(背景・デザイン)を使うことも可能です。

ちなみに、上記画像のスタイルの元となったカードデザインは、DomoAIの画像生成機能である「Nano Banana 2」モデルを使用して作成しました。
アニメカードメーカーは、単なるトレカ風の画像作成にとどまらず、ビジネスや日常のさまざまなシーンでも応用できると思います。
たとえば、トリミングサロンで、来店したペットの写真を撮影し「世界に一つだけのペットのカード」を作成して、裏面に店舗の電話番号やLINEのQRコードを印刷してお渡しすれば、顧客の印象に強く残り、リピート率の向上に繋がる施策になるのではないでしょうか。
他にも、作成したカード画像をDomoAIの動画生成機能でアニメーション化し、SNSコンテンツとして発信すれば、タイムライン上で強いインパクトを与えることができるはずです。
AIで顔入れ替え(Face Swap)は、2枚の画像をもとに、ベース写真の顔をターゲット写真の顔に置き換えることができる機能です。
両画像の顔の特徴(目や鼻、口、輪郭など)を検出し、肌の色や光の当たり具合を自動でマッチングさせた上で、境界線を自然にブレンドして、違和感のない画像を生成することができます。
この機能の使い方は次の通りです。

この機能を使用して、綺麗に顔を入れ替えるには似たような構図にした方が成功率が高くなります。
また、実際に試してみたところ、アジア系の人物画像よりも、欧米系の人物画像を使用したときのほうが、合成の成功率が高い傾向が見られました。
これはおそらく、AIのベースとなっている学習データに欧米圏の画像が多く含まれていることが影響しているのではないかと推測されます。
また、アイコラ(アイドルコラージュ)のような、完全に顔を入れ替えるわけではなく、元画像とターゲット画像の要素が自然にブレンドされる印象を持ちました。
その事は、下記の生成結果をご覧頂くとわかりやすいかと思います。

AIで顔入れ替え機能(Face Swap)は、使い方次第でさまざまな活用ができると思います。
たとえば、次のような使い方が考えられます。
会社のホームページなどを制作する際、「構図や雰囲気は合っているけれど、被写体が日本人ではない」といった理由で、理想の素材が見つからないことがあります。
そうした場合に、社内で許可を得た従業員の写真と素材を合成すれば、自社のイメージに合ったビジュアルを効率的に作成できます。
ただし、これはあくまで「イメージ画像」としての活用に留めるべきだと考えます。
実在しない人物をあたかも実在のスタッフであるかのように見せかけたり、第三者をだましたりする目的で使用することは避けましょう。
AIで顔入れ替え機能は非常に便利である一方、一歩間違えれば肖像権や著作権の侵害、さらには倫理的な問題に発展するリスクを孕んでいます。
そのため、ユーザーの誤解を招くような表現は避け、常に適切な範囲でモラルを持って活用することが重要だと思います。
DomoAIのブラウザ版は、左側のメニューから目的の機能に素早くアクセスできるよう整理されています。
各メニューの主な役割は以下の通りです。
実際の制作では、目的に応じてこれらのメニューを使い分けながら作業を進めていくことになります。
「画像から動画(Image to Video)」は、静止画1枚から動きのある動画を生成できる、DomoAIの主力機能のひとつです。
ここでは例として、先ほどアニメカードメーカーで作成した画像に動きを付けてみましょう。
まずは、ベースとなる画像をアップロードするか、「ライブラリ」に保存されている過去の生成物を呼び出します。
今回は、キャラクターの一貫性を保つのに適している「V2.4(アドバンスト)」モデルを選択し、プロンプトで動きの内容を指示します(※更に高精度なV2.4.1もあります)。
プロンプトで指示した内容は、基本的に以下の2点です。
今回の画像例では、より細かなニュアンスをAIに伝えるために英語でプロンプトを入力しています。
とはいえ、現在のDomoAIは日本語の理解精度もかなり向上しているため、日本語で指示を出しても、意図に沿った画像や動画を生成できると思います。

そして、実際に生成された動画をGIF画像にしたものがこちらです。

こうした短い動画やGIF画像をホームページやSNSに活用することで、静止画よりもユーザーのスクロールを止める視覚的なインパクトを与え、目を引く強力なコンテンツとして効果を発揮します。
「AIアバター(Talking Avatar)」は、人物やキャラクターの画像をアップロードし、音声を組み合わせることで「喋るアバター動画」を生成する機能です。
AIが顔の動きや口の形を音声のタイミングに合わせて制御するため、表情の変化や視線の動きも含めて、非常に自然な口パク(リップシンク)を実現できます。
使い方はとてもシンプルで、喋らせたい「画像」と「音声ファイル」をアップロードするだけで完結します。

なお、Proプラン以上のユーザーであれば最長60秒までの長尺動画を作成できますが、この機能では「Relax(無制限)モード」を使用することができません。
そのため、60秒の動画を生成するにはクレジット(※記事作成時点では360クレジット)を一度に消費します。
もし、いきなり60秒で生成をかけ、最初の2~3秒の時点で映像が破綻(意図しないアイテムが登場する、服装が変わるなど)してしまった場合、残りの数十秒分のカットも無駄になってしまうため、リスクが少し高いです。
実務においては「10~20秒程度の短い尺で生成し、成功したカットを繋ぎ合わせていく」という作り方をおすすめします。
しかし、今回は一気に60秒間で生成した無編集(ノーカット)の動画を参考として掲載しておきます。
少し口パクがズレてしまっている部分はあるものの、60秒という長尺でありながら、全体として大きな映像の破綻(顔の歪みなど)は起きていません。
Music Video(MV)の一部カットなどに十分応用できるクオリティを保ったまま、これだけの長尺を一発で生成できるのは、やはり大きな魅力とも言えます。
なお、より自然な口パク(リップシンク)を実現するためのコツとして、アップロードする音声ファイルは、BGMやノイズを含まない「人の声のみのクリアな音声」を使用すると、映像とのズレが少なくなります。
今回ご紹介したものは、DomoAIが備える多彩な機能のほんの一部に過ぎません。
DomoAIは、無料でアカウントを作成するだけでお試し用のクレジットが付与されます。
気になった方は、ぜひ一度ご自身の手で最新のAI動画生成を体験してみてください。
進化が著しい生成AIサービスですが、「技術的に作れてしまうこと」と「法的に使ってよいこと」は全くの別問題になります。
通常、AIを利用して生成したコンテンツに対しては、ユーザー自身が最終的な責任を負うことになるので細心の注意が必要になります。
SNS上の他人の投稿、アニメや映画のワンシーン、有名人の写真などを、AIの参照画像として無断使用することは、基本的に著作権・肖像権の侵害にあたります。
生成された映像に元の著作物の特徴が残っていた場合、AIによる生成物であっても、権利者から損害賠償や公開の差し止めを請求される可能性があります。
また、ディープフェイク技術は「本人が言っていないことを話しているように見せる」など、悪用されやすい側面があるため、自治体などからも強い注意喚起が出されています。
顔の入れ替え(Face Swap)や口パク(リップシンク)を扱う場合は、制作物が“本人の発言や行為”と誤認されないよう注意し、必要に応じて「AI生成である旨」を明記することが重要だと考えます。
完全に独自のプロンプトや、自身で描いたイラストから生成されたコンテンツであれば、DomoAIの規約上、商用利用が可能になります。
しかし、入力素材が他者の著作物である場合、生成物を商用利用することは著作権侵害となる可能性が高くなります。
現在の主要なSNSや動画プラットフォームでも、AIによって作成された「現実と見まがうコンテンツ」に対しては、AI生成ラベルの表示を義務付ける動きが標準化しています。
さらに、AI生成物の権利侵害を判断するうえで、とくに重要視されるのが「依拠性(いきょせい:既存の作品を参考にしたかどうかの度合い)」です。
たとえば、プロンプトに既存のキャラクター名を入力して生成する行為は、「その作品に依拠して作ったこと」を自ら証明することに繋がるため非常に危険です。
たとえ意図的に名前を入れていなくても、生成されたキャラクターが既存作品の「本質的特徴」と似てしまった場合、著作権侵害とみなされるリスクがあります。
近年ではAI生成物に対する法的措置の事例も増えているため、既存作品に酷似したコンテンツを安易に公開・配布することは避けるようにしましょう。
最後に今回、紹介した機能や動画生成に関して、よくある疑問をQ&A形式でまとめてみました。
Q1. DomoAIは日本語に対応していますか?
A1.はい。DomoAIはブラウザ版で日本語表示に対応しており、日本語ページも用意されています。また、Discord経由でも利用できます。 ただし、一部の案内やヘルプ、プロンプト例では英語が使われる場面がありますが、日本語でも利用しやすい環境が整っています。
Q2.アニメカードメーカーで生成したものは商用利用が可能ですか?
A2. 元となるキャラクター画像が完全にオリジナルであれば、生成されたカード画像の商用利用は可能だと思います。ただし、カードのネーミング(名称)やロゴが既存のものを連想させる場合は商標権の侵害に、カードのイラストやレイアウトデザインが酷似している場合は著作権の侵害に問われるリスクがあります。また、既存ゲームのルール(ゲーム性)をそのまま流用して販売した際にも問題が生じる可能性があるので、商業展開する際は専門家へ相談することをおすすめします。
Q3.AIで顔入れ替え(Face Swap)は複数人の写真でも使えるの?
A3.この記事の執筆時点では、1対1(1人の顔から1人の顔へ)の入れ替えに最適化されており、複数人の顔を同時に変更する処理には対応していません。
Q4:クレジットを効率的に使う方法はありますか?
A4: 動きの少ないシンプルなアニメーションには「V2.4.1(高速)」を、完成度を求める最終出力には「V2.4.1(高精度)」など、モデルを使い分けるのが効率的だと思います。また、何度も試行錯誤を繰り返したい場合は、Standardプラン以上に付帯する「Relaxモード(無制限生成)」を活用するのがおすすめです。
Q5.DomoAIで生成した動画はGIF形式でダウンロードできますか?
A5.ダウンロードできるファイルは「MP4形式」のみとなります。そのため、GIF画像として使いたい場合は、別途動画編集ソフトや変換ツールなどを使ってファイル形式を変更する必要があります。なお、Adobe ExpressやCanvaなどのデザインツールを使えば、動画からGIF形式へ簡単に変換することができます(※利用には会員登録が必要です)。
以上、よくある質問でした。
2026年に入ってからもDomoAIの進化は止まらず、4つの新機能(アニメカードメーカー、AIで顔入れ替え、画像拡張、写真修復)に加え、2026年3月にはText-to-Speech(音声読み上げ)の機能も大幅にアップデートされました。
いずれも専門的な知識がなくても直感的に扱える強力な機能ばかりです。
気になった方は、ぜひ一度ご自身の手で、DomoAIの最新AI動画生成を体験してみてください。
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