YouTubeショートやTikTok、Instagramリールなど、縦型ショート動画の需要は年々高まっています。
それにともない、「テキストや画像から、短い動画を手軽に作成できるAIツール」も急速に増えています。
一方で、動画生成AIツールの種類が増えたことで、「結局どれを選べばよいのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
はじめまして、Ny@Tech(にゃテック)と申します。
私はこれまでWEBマーケティングの分野で活動してきましたが、2024年以降は生成AIの大きな可能性に注目し、現在はさまざまな動画生成AIツールを日々検証・研究しています。
今回取り上げる Pika(ピカ) と DomoAI (ドモエーアイ)は、どちらも注目度の高い動画生成AIサービスです。
両サービスとも、「テキストから動画を作る」「画像を動画化する」「既存の動画に効果を加える」といった機能を備えています。
ただし、同じ動画生成AIツールであっても、得意な表現や向いている用途は同じではありません。
たとえば、Pikaはインパクトのあるショート動画やSNS向けの演出に強みがあり、DomoAIはアニメーションの作成やスタイル変換、リップシンク機能などを活用した映像制作に向いています。
この記事では、以下のポイントを中心に解説します。
動画生成AIに興味がある方や、2つのサービスの違いを知りたい方の参考になれば幸いです。
Pika(ピカ)は、米国カリフォルニア州パロアルトを拠点とするMellis, Inc.が運営する動画生成AIプラットフォームです。
テキストや画像、既存の動画素材などをもとに、動画を生成・編集できるサービスとして知られており、YouTubeショート、TikTok、Instagramリールなど、SNS向けの動画制作と相性がいい点が特徴です。
Pikaは、動画生成AIサービスの中でも、非常に速いスピードで注目を集めてきたサービスです。
公式ブログでは、2024年6月にSpark Capital主導のシリーズBラウンドで8,000万ドルを調達し、累計調達額が1億3,500万ドルに達したと発表されています。
また、投資家には、Greycroft、Lightspeed、Neo、Makers Fundといった投資会社に加え、Jared Leto氏、Craig Kallman氏、Adam D’Angelo氏、Andrej Karpathy氏、Clem Delangue氏など、テック・AI・エンタメ分野の著名人も名を連ねています。
もともと「動画制作は難しすぎる」と感じたスタンフォード大学の博士課程に在籍していた2人によって創業されたサービスです。
そのため、単に高品質な映像を作るためのツールというよりも、「思いついたアイデアを、すぐに動画として形にするためのプラットフォーム」だと考えると分かりやすいと思います。
特に、PikaffectsやPikaformanceのような機能を見ると、PikaはSNS向けのショート動画やミーム的な表現、インパクトのあるクリエイティブを強く意識しているサービスだと感じます。
ブラウザから利用できるWeb版と、iPhone向けに提供されているモバイルアプリの両方で利用できます。
Web版は、公式サイトにアクセスしてアカウントを作成することで利用できます。
テキスト入力や画像アップロードをもとに動画を生成できるほか、さまざまな拡張機能を使って映像の一部を差し替えたり、複数の画像から動画を作成することができます。
Web版では主要機能を幅広く利用できるため、プロンプトや素材を使って動画を作り込みたい場合は、Web版を使うのがいいでしょう。
一方、モバイルアプリは、よりSNS向けのショート動画制作と相性がいい作りになっています。
スマートフォン上で操作できるため、自撮り写真や画像をもとに、TikTokやInstagramリール向けのショート動画を手軽に作りたい場合に向いています。
なお、「Pika」の名称が付いたアプリはいくつか存在しますが、運営元である Mellis, Inc.が提供しているiPhone向けアプリは、App Storeで公開されている「Pikaffects by Pika」です。

2026年4月時点で確認できた範囲では、Mellis, Inc.が提供するAndroid版アプリはGoogle Playでは見つけることができませんでした。
App StoreやGoogle Playには、似たような名称のアプリも複数存在するため、公式アプリと誤認しないよう注意しましょう。
Pikaはアップデートのスピードが速く、2024年以降も動画生成AIツールとして大きく進化してきました。
特にPika1.5以降は、SNS向けのショート動画を作るだけでなく、カメラワーク、人物の動き、エフェクト表現、プロンプトへの追従性(指示文の内容をどれだけ正確に反映できるか)などが強化されています。
そして、2026年1月にアップデートされた「Pika2.5」では、リアルな映像表現、自然なモーション、プロンプトへの追従性がさらに向上しました。
従来よりもリアルな映像を生成しやすくなり、物体の動きや重力を感じるモーション、衝突やバウンドなどの表現も、より自然に見えるようになっています。
このように進化を続けているPikaですが、UI(ユーザーインターフェース)は基本的に英語ベースで設計されています。
プロンプト自体は日本語でも入力できますが、各種メニューやモード名は英語表記となります。
また、操作画面の作りも他の動画生成AIサービスとは少し異なるため、初めて使う人は最初に戸惑うかもしれません。
ここからは、Pika(ピカ)とDomoAI(ドモエーアイ)の機能や価格、向いている用途などについて整理・比較していきたいと思います。
どちらも動画生成AIに分類されるサービスですが、得意な表現や向いている用途には違いがあります。
そこで、両サービスの主な機能や料金などを比較表にまとめました(2026年4月時点)。
| 比較項目 | Pika(ピカ) | DomoAI(ドモエーアイ) |
|---|---|---|
| 操作プラットフォーム | Webブラウザ/モバイルアプリ | Webブラウザ/Discord |
| 月額料金 | ・Standard:$10 ・Pro:$35 ・Fancy:$95 |
・Basic:$9.99 ・Standard:$27.59 ・Pro:$69.99 |
| 年額払い | ・Standard:$96($8/月) ・Pro:$336($28/月) ・Fancy:$912($76/月) |
・Basic:$83.88($6.99/月) ・Standard:$235.08($19.59/月) ・Pro:$587.88($48.99/月) |
| 日本語対応 | △(※英語プロンプトの方が安定) | ○ |
| テキストから動画生成 | ○ | ○ |
| 画像から動画生成 | ○ | ○ |
| 画像生成 | ○ | ○(※GPT Image 2にも対応) |
| フレームから動画(複数枚の画像から動画) | ○ | ○ |
| ネイティブ音声の生成 | △(※一部、自動生成が可能) | ○ |
| リップシンク | ○ | ○ |
| Relaxモード | × | ○(※Standard以上で可能) |
Pikaでは、Proプラン以上であれば「ウォーターマークなし」と「商用利用権」がセットになっています。
ただし、有料プランであってもStandardプランには商用利用が含まれていないため、ビジネス用途で使う場合には注意が必要です。
これに対してDomoAIは、有料プランを利用していれば、基本的に生成したコンテンツの権利はユーザーに帰属し、商用利用も認められています。
さらに、DomoAIの大きな差別化ポイントとして挙げられるのが、Relaxモードです。
Standardプラン以上では、Relaxモードを使った無制限生成に対応しており、クレジットを消費せずに動画を生成できます。
生成速度は通常より遅くなりますが、クレジットを消費せずに試せる仕組みは、他の動画生成AIサービスではあまり見かけません。
そのため、完成度を高めるために何度も生成を試したい人にとって、Relaxモードは非常に心強い仕組みといえるでしょう。
Pikaは、視聴者が思わず指を止めるような「違和感」や「驚き」のある映像表現を作りやすいサービスです。
特に後述する「Pikaffects」は、現実では起こりにくい変化やインパクトのある演出を短時間で作れるため、TikTokやInstagram Reelsなど、フックの強いショート動画制作と相性が良いといえます。
ちなみに、下記のGIFは、画像を1枚Pikaにアップロードするだけで作成できました。

また、シネマティックな実写風映像の生成にも対応しているため、補助映像やイメージ動画の素材作りにも活用しやすいと思います。
さらに、Pikaにはスマホアプリも用意されているため、スマホで撮影した映像にアプリでエフェクトを加え、そのままショート動画として仕上げやすい点も魅力となっています。
これに対してDomoAIは、実写動画をアニメ風に変換したい人などに向いているサービスです。
既存の動画をアニメ調やイラスト調に変換する機能が充実しているため、VTuber風の映像制作や、ミュージックビデオ風の映像作りに活用しやすいと思います。
また、リップシンクやAIアバター系の機能を組み合わせることで、キャラクターが話しているような動画を作れる点も特徴です。
そのため、PikaはSNS向けのインパクト重視のショート動画、DomoAIはアニメ化やキャラクター表現を重視した動画制作に向いていると言えるでしょう。
ここからは、実際にPika(ピカ)を使って動画を生成する流れを紹介します。
なお、本記事では、Web版をもとに解説しています。
まずは、基本的な使い方についてです。
Pikaは、画面下部にプロンプトを入力するエリアがあります。
また、多くの動画生成AIツールでは、左側のメニューから機能を選択する形式が採用されていますが、Pikaでは画面下部にあるメニューを中心に操作を進めていくことになります。

続いて、上部にあるメニューについて説明します。

まず、ホーム画面となっているのが「Inspiration(インスピレーション)」です、
Inspirationは、ホーム画面で最初に表示されるギャラリー兼フィードのようなページです。
他のユーザーが生成したおすすめ動画や注目のクリエイティブ事例が一覧で表示されるため、「どのような動画を作れるのか」を確認するのに役立ちます。
また、下部にある絞り込みタブを使うことで、All / Pikatwists / Selfies / Pikaframes / Pikaswaps / Pikadditions / Pikascenes など、機能別にサンプル動画(エフェクト)を絞り込むことができます。
これにより、自分が使ってみたい機能の作例をまとめて確認できるため、プロンプトや演出の参考にもなります。
さらに、Inspirationと同じホームナビゲーション内には、「Pikaffects(ピカエフェクト)」や「Library(ライブラリー)」などのメニューも用意されています。
今回は、この中でも代表的な機能ともいえる 「Pikaffects」 と 「Pikaformance」 を使って、実際に動画を生成したいと思います。
Pika1.5以降、同サービスを象徴する機能のひとつとなっているのが「Pikaffects」です。
Pikaffectsは、画像や動画内の被写体に対して、あらかじめ用意された特殊エフェクトを適用できる機能です。
たとえば、被写体を溶かしたり、膨らませたり、押しつぶしたり、爆発させたりと、通常の動画編集では手間のかかる演出を、AIによって手軽に作成できるようになっています。
ホームナビゲーション内にある、「Pikaffects(ピカエフェクト)」を選択すると、下部にあるタブが切り替わります。
これは「どのジャンルのエフェクトサンプルを見るか」を絞り込むカテゴリーフィルターとなっています。

これらのカテゴリーの役割はざっくりと以下の様になります。
| カテゴリー | 主な用途・雰囲気 |
|---|---|
| Transformations | 人物を別のキャラクターや雰囲気に変身させる演出 |
| Pikapocalypse | 終末感・爆発・カオス系の派手な演出 |
| Videos | 動画素材向けエフェクトのサンプル |
| Selfies | 顔・ポートレート向けのエフェクト |
| Classics | 定番の変形・物理系エフェクト |
| Love | ロマンティック・かわいい系の演出 |
それでは、実際にPikaffectsを使って動画を作成してみます。
まず、用意されているテンプレートの中から使いたいエフェクトを1つ選択し、画像をアップロードします。

Genarate(生成)ボタンを押すと生成が始まり、2、3分程度で動画が生成されます。
実際に作成された動画をGIF形式にしたものが下記です。

なお、この記事を作成している時点では、約30種類のエフェクトパターンが用意されています。
そのため、インパクトのある演出を手軽に適用し、SNS向けのショート動画として活用できます。
Pikaformance は、静止画1枚と音声ファイルをアップロードすることで、口の動きや表情が音声に合わせて変化する“喋る動画”を生成できる機能です。
使い方はシンプルです。
画面下部のメニューから 「Pikaformance」 を選択し、使用したい画像と音声ファイルをアップロードします。
さらに、プロンプト欄に「歌う」「笑う」「手を挙げる」といった動作を入力すると、その指示に合わせた表情や動きを反映した動画を生成できます。

この機能を活用することで、自分で作成したキャラクター画像にセリフを話させたり、オリジナルのナレーション動画を作ったりすることも可能です。
たとえば、AIで作成したキャラクターに商品紹介をさせる、解説動画の案内役として登場させる、SNS向けの短いコメント動画を作る、といった使い方が考えられます。
下記は、Pikaformanceを使って作成したリップシンク動画です。
上記は、編集を一切加えていないため、手の部分に少し不自然な箇所が残っています。
ただし、口の動きや表情の変化は音声に合わせて生成されており、キャラクターに喋らせる用途としては十分に活用できると感じました。
なお、ネイティブ音声の生成については注意が必要です。
以前は、「Sound Effects」という音声や効果音を生成できる機能がありました。
しかし、この記事を執筆している時点のWeb版では、同機能を確認することができませんでした。
そのため、Pika上で音声や効果音まで完結させるというよりも、BGM、効果音、ナレーションなどの音声は、別のAI音声ツールや動画編集ソフトで用意する流れになったと考えたほうがいいかもしれません。
参考:Create Cinematic AI Videos with Pika AI 2.5
DomoAI(ドモエーアイ)には、動画生成や画像生成に関する多彩な機能が用意されています。
その中でも、DomoAIの特徴としてよく挙げられるのが、動画をアニメ調・イラスト調などに変換できるスタイル変換機能と、画像や音声を使って喋るアバター動画を作れるリップシンク機能です。
この記事では、PikaのPikaformanceと比較しやすいように、DomoAIのリップシンク関連機能を中心に紹介します。
DomoAIの代表的な機能のひとつが、AIアバター内に用意されている「トーキングアバター(Talking Avatar)」です。
これは、静止画1枚から、キャラクターや人物が音声に合わせて口パク(リップシンク)する動画を作成できる機能です。
使い方はシンプルです。
まず、左メニューから 「AIビデオ」 を選択します。
次に、上部メニューにある 「AIアバター」 を開き、「トーキングアバター」 のタブを選択します。
その後、リップシンクさせたい画像と音声ファイルをアップロードします。

なお、Proプランであれば最大60秒、それ以外のプランでは最大20秒までのリップシンク動画を作成できます。
今回、実際に作成した動画は下記となります。
生成された動画では、セリフに合わせた口の動きや表情が自然に反映されており、まったく編集していない状態でもかなり完成度の高い仕上がりになりました。
なお、このピーマンの画像は、DomoAIの機能のひとつである「AI画像」の「画像編集」から作成しました。
これまでDomoAIの画像生成では、「Nano Banana Pro」と「Nano Banana 2」の2つのモデルが用意されていましたが、2026年4月下旬に新しく「GPT Image 2」が追加されました。
「Nano Banana」系のモデルと「GPT Image 2」の大きな違いは、日本語テキストの再現性の高さにあると感じています。
「Nano Banana」系のモデルでも十分に高品質な画像を作成できますが、よく見ると文字(特に日本語)に不自然な線が入っていたり、ハネや払いの形が崩れていたりすることがありました。
一方、「GPT Image 2」では、こうした文字の崩れがかなり少なく、日本語の看板や表示文字もきれいに再現できています。
下記の画像は、DomoAIの「GPT Image 2」を使い、参照画像を使わずにテキストプロンプトだけで作成したものです。

このように、画像内に日本語の文字を含めたい場合でも、Nano Bananaのモデルよりもさらに自然な仕上がりを期待できます。
もちろん、これらの作成した画像をDomoAIの「画像から動画(Image to Video)」などの機能を使い、動画化することも可能です。
DomoAIでは、外部で作成した音声ファイルをアップロードするだけでなく、プラットフォーム内でオリジナル音声を作成することもできます。
実は今回使用したピーマンの声も、DomoAIの音声生成機能を使って作成しました。

話させたいセリフを入力したうえで、必要に応じて音声の感情表現やトーンを調整することもできます。
そのため、単なる機械的な読み上げではなく、キャラクターの雰囲気に合わせた、より自然な音声を作成しやすい点が特徴です。
さらに、複数人の会話を作成したい場合は、「マルチ」 タブを選択します。
そのうえで、“Speaker A”と“Speaker B”にそれぞれ話者を設定し、読み上げたいセリフを入力すれば、会話形式の音声を作成できます。

DomoAIでは、それぞれの話者ごとに音声キャラクターを選択できるため、2人のキャラクターが会話しているような音声を作ることが可能です。
なお、この記事の執筆時点では、最大で約4,000文字、日本語の場合は約2,000文字まで入力できます。
そのため、短いセリフだけでなく、約5分程度の音声も一気に生成することも可能です。
これにより、画像、音声、リップシンク動画の作成までをDomoAI上でまとめて制作することもできます。
そのため、次のような動画制作に活用できます。
このように、キャラクター画像、音声、リップシンクを組み合わせて、SNS向けのショート動画だけでなく、長尺の解説動画などを効率よく作成できる点は、DomoAIの大きな強みといえるでしょう。
PikaやDomoAIのような動画生成AIは、面白い動画を素早く、低コストで作成できる点が大きな魅力です。
一方で、使い方を誤ると、著作権、肖像権、商標権、名誉毀損などのトラブルにつながる可能性もあります。
特に、面白動画やミーム系コンテンツを作る場合は注意が必要だと考えます。
AI動画では、本来なら起こり得ないような出来事を、リアルな映像として表現できてしまいます。
たとえば、猫が熊を撃退する、カバがライオンを返り討ちにする、といった非現実的なシーンも、動画生成AIを使えば短いミーム動画として作成できます。
このような動画は、明らかにフィクションだと分かる範囲であれば、エンタメとして楽しめます。
しかし、生成AIで作成した動画であることが伝わらない場合、視聴者が実際の出来事だと誤解してしまう可能性があります。
さらに、実在する街並み、ニュース映像のような構図、実際の人物に似たキャラクターなどを組み合わせると、虚構と現実の境界が曖昧になります。
その結果、単なるネタ動画のつもりでも、実際の出来事のように受け取られてしまう恐れがあります。
また、実在の人物をモデルにした動画にも注意が必要です。
本人の許可なく、特定の人物に似たキャラクターを爆発させたり、意図しないセリフを話させたりする動画を作成すると、相手に不快感を与えるだけでなく、肖像権やパブリシティ権、名誉毀損などの問題につながる可能性があります。
たとえ視聴者が「AIで作ったフェイク動画」だと分かったとしても、本人にとっては不本意な表現になる場合があります。
そのため、面白動画やミーム系コンテンツを作成する際は、「面白いかどうか」だけでなく、「誰かを傷つけないか」「誤解を生まないか」「権利侵害にならないか」を確認することが大切です。
AI動画は表現の自由度が高いからこそ、作り手側の配慮も必要になります。
AIでキャラクターや動画を生成する際に注意したいのが、既存キャラクターや有名作品に似すぎてしまうケースです。
著作権侵害にあたるかどうかを考えるうえでは、一般的に「類似性」と「依拠性(いきょせい)」が重要なポイントになるとされています。
たとえば、プロンプトに既存のキャラクター名や作品名を入力して画像や動画を生成すると、「その作品を参考にして作った」と判断されやすくなる可能性があります。
また、キャラクター名を入力していなくても、生成されたキャラクターの見た目、配色、衣装、シルエット、表情、世界観などが既存作品の本質的な特徴と似ている場合、著作権侵害と判断される可能性があります。
そのため、生成AIサービスなどでキャラクター動画を作る場合は、できるだけオリジナルキャラクターや、自分で権利を持っている素材を使うことが大切です。
特に、アニメやゲーム、映画などの有名キャラクターに似た見た目を狙って生成したり、「公式風」のデザインを作ったりするのは避けたほうがよいでしょう。
安全に活用するためには、以下のような点を意識しておく必要があります。
AI生成物に関するトラブルは今後も増えていく可能性があります。
そのため、これらの生成AIのサービスを使う際は、各サービスの利用規約を確認するのはもちろんのこと、権利関係に問題のない素材を使うことが大切だと思います。
最後に、この記事のポイントを整理しつつ、よくありそうな疑問をQ&A形式でまとめました。
Q1. バズるショート動画を作るならどっちがいい?
A1. アイデア勝負のネタ動画や、SNSで目を引くショート動画を作りたい場合は「Pika」が向いています。一方で、キャラクターや世界観を作り込みたい場合や、リップシンク系の動画を組み合わせて作りたい場合は、「DomoAI」が向いています。
Q2. 日本語プロンプトでも問題なく生成できますか?
A2.どちらのサービスも日本語プロンプトで利用できます。ただし、細かいニュアンスやカメラワーク、表情、動きなどを正確に指定したい場合は、英語を併記したほうが安定する場合があります。ChatGPTやGemini、DeepLなどのサービスを活用して、英語プロンプトも使えるようにしておくと便利です。
Q3. スマホでも操作できますか?
A3.どちらもスマホから操作できます。Pikaには、iPhone向けアプリ「Pikaffects by Pika」が用意されています。ただし、本格的に映像制作をする場合は、パソコンやタブレットで作業したほうが操作しやすいでしょう。特に、画像や動画素材を複数使ったり、プロンプトを細かく調整する場合は、スマホよりも大きな画面で作業したほうが効率的です。
Q4.音声付きアバターや解説動画に向いているのはどちらですか?
A4.筆者の体感では、日本語を話すアバター動画や解説動画を作る場合、リップシンクの自然さは DomoAIのほうが安定していると感じました。特に、キャラクターが正面を向いて話すような解説動画では、口の開閉、表情の変化、セリフとのタイミングが比較的自然にまとまっていると思います。
Q5. DomoAIのRelaxモードは無制限に生成できるのでしょうか?
A5. Standardプラン以上であれば、クレジットを消費せずに画像や動画を生成することが可能です。ただし、Relaxモードはすべての機能に対応しているわけではありません。今回紹介したAIアバター関連の機能では、Relaxモードを利用できませんのでご注意ください。
以上、よくある質問(FAQ)でした。
どちらのサービスも進化のスピードが非常に速いです。
最新のアップデート情報や利用規約の変更にも定期的に目を通しながら、AI動画時代ならではの映像制作を楽しんでいきましょう。
最近の記事
© 2025 ドメインページ(株)
どーもあい